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実務経験を積むことの重要性

実務経験とは

実務経験とは何なのでしょうか。はっきりとした定義付けはされていませんが、プログラミングの実務経験があるかないかは、あらゆる場面で重要視されています。現に、プログラマが転職する場合でも、募集要項に実務経験や開発経験の有無を記載している企業も多くあります。
それでは、実務経験・開発経験とはどういうものなのでしょうか。実のところは、どこの会社に在籍してプログラミング業務に取り組んでいるのかは無関係です。最も大切なのは、プログラマとして関わっている製品・サービスにユーザーはいるのか、収益をもたらしているのかということです。つまり、ただ単にIT企業に勤務しているからといって実務経験・開発経験があるプログラマと呼ぶことはできないのです。そこを勘違いしないように気を付けましょう。逆に捉えれば、仮に企業に勤めていないとしても、自身の製品やサービスによってユーザーに価値をもたらしたキャリアがあれば、それは実務経験と呼べるでしょう。

重要なのはユーザーの存在

ユーザーの有無は、プログラミング業務において非常に重要なポイントです。たとえば、1年間プログラミングスクールに通って、プログラミングの学習をしたとしましょう。そのスクールの課題に沿ってポートフォリオを作成し、就職・転職時にアピールすることになると思いますが、ユーザーがそのWebサイトやアプリにお金を払ってくれるかどうかを想定しなければなりません。なぜなら、企業から求められるのは、実際にユーザーにお金を払ってもらえるプログラムを生み出すことだからです。利益を出すための練習をどれだけしてきたかによって企業に勤めたあとも活躍できるかがわかります。

求められる実務レベルとは

プログラミング学習中の初心者であれば、いきなり案件などを入手することは難しいでしょう。そんな中でも学習のプロセスとして簡単なアプリ・サービスを作ることになります。作成したアプリ・サービスはネット上に公開できますが、ユーザーが存在せず利益を出せないことがあります。でも安心してください。仮にユーザーが存在せず利益を出せなくても、その取り組みによって高い評価を受けることができます。そのアプリ・サービスによってどれくらい収益を上げたかというよりは、掲げた目標に対してどのようにアクションを起こしてきたかを評価してもらえるからです。そのため、単純なアプリ・サービスであっても、そのプロセスで身に付いた経験がプログラマとしての評価ポイントになるでしょう。

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