フリーランスという選択肢も フリーランスという選択肢も

経験の浅い人でもフリーランスになれる?

30代以下でも高収入の人が多い

中小企業庁の調査によると、フリーランスとして働く人の年齢が20代以下というのはほんのわずかです。若い頃からフリーランスとして働くことはリスキーだと感じ、会社に属しながら仕事とスキルを学ぶ方が得策だという考えを持つ20代の若者が多いことが、この少なさの背景だと言われています。しかし、インターネットが普及し、人々の働き方は大きく変わり始めています。大きなリスクは背負わずに仕事ができるシーンが増えてきたため、フリーランスとして働く選択をする若者は年々少しずつ増えているようです。
30代以下のフリーランスのプログラマで年収500万以上の人は約37%、1,000万円以上稼ぐ人も少なからず存在します。個人差はありますが、30代のフリーランスプログラマの収入は40〜50代と比べても劣っていません。若くして高い収入を得るにはぴったりの働き方と言えるでしょう。

若さは最大のスキル

実務経験の少なさは、20代のフリーランスプログラマにとって一番不安に感じるポイントではないでしょうか。20代のうちにフリーランスとして活動しようと決めると、会社員として実務経験を積めるのは、ほんの数年です。しかし、経験や年齢よりもその人のスキルを重視する企業も多いようです。仕事への前向きな姿勢、若者特有のまじめさ、体力面などから、40〜50代のベテランプログラマよりも若いプログラマに仕事を依頼する企業もあるため、若さそのものがひとつの重要なセールスポイントになるでしょう。

企業から重宝される若者

常に人手不足だと言われているプログラマは、経験が浅くても比較的簡単に仕事を受けやすいです。またIT業界は拡大傾向にあると言われており、競争が激しくてなかなか生き残れないといった心配をする必要はなさそうです。世間からの認知度はまだ十分とは言えないフリーランスという働き方ですが、プログラマ業界では20代でフリーランスとして働く人への風当たりは他の業界と比べて優しい方です。
また、拘束時間が長い職場が多いこと、体力的に辛いことなどが理由で「35歳定年説」という迷信がIT業界にはあります。現在では意欲的に活躍している40〜50代のプログラマもいるため、この説は否定されつつありますが、常日頃進化し新しい技術や情報が求められる特殊な業界のため、若くて体力も豊富な若者の方がプログラマとしては優れていると評価する企業も珍しくありません。

フリーランスとして働きやすい時代に変化

IT業界でフリーランスとして働く場合、多くの人は仲介業者であるエージェントを通して仕事を受注します。フリーランスプログラマ個人のキャリアやスキルを最大限に発揮できる仕事を積極的に紹介してくれるエージェントは、社会人としての経験の少ない20代のプログラマでもこなせる仕事をマッチングしてくれます。フリーランスとして活動するプログラマが多い業界だからこそ、エージェントを活用して経験の浅い20代でも簡単に仕事をもらうことができるのです。
また、今はオフィスがなくてもパソコン1台あれば仕事ができる時代です。出社せず在宅で仕事をするリモートワークの普及など、今までの働き方とは大きく変化し始めています。20代で独立、起業し活躍する若者も珍しくありません。若いうちだからこそ失敗を恐れずに、積極的に挑戦していきましょう。

安定した収入を得るために